やがて...僕も
僕の見知った人たちが
こうして一人減り二人減り
やがて誰もいなくなるのです
それは全く不思議なことではないのだけれど
やがて僕もいなくなるのです
こうして時は流れてゆくんだと
やがてあなたも気づくでしょう
会えるときに会っておきましょう
話せるときに話しておきましょう
あなたの大切な人と
時は思っているより
はるかに速く流れてゆくのです
その後の僕は少々くたびれ
それでもなんとか
雲間の青空を見上げ微笑んだりするのです
やがて...僕も...
きょうも
すべてにありがとう
天国への階段
それはまるっきり同名異人なのだが
古い住宅地図に死んだ友人の名前を見つける
天国への階段があるとすれば
きっとそれは一人ひとりの心の中にあるのだろう
きょうも生かしてくれて
ありがとう