宇宙へ帰ったあの人
僕はよく空を見上げる。
なぜ僕は今ここにいるのか、なんてことを考えながら。
遠く宇宙(そら)へ帰ったあの人が、微笑みかけてくれるかもしれない。
梅雨の晴れ間の幻聴
梅雨の晴れ間
それは幻聴なのだが…
「おはようございま~す」
君の青空のような声に今も心ときめく
僕はいつまで君の夢を見ているのだろう
「…忘れるまでかな」
もう一人の僕の声がする
45億年の時の流れの中では
僕の哀しみなんてちっぽけなもの
忘れるにはほんの少し時間がかかるとしても
それは一瞬の出来事
今はもうここにいない君を忘れるには