駆け足の春

ぽっかり開いた心の穴に
春のかおりが流れ込む

駆け足の春
失うということは悲しいこと

例えば10年後、おそらく僕はここにいない

担当者は常に入れ代わっている。
新しい人が入ってきて、同じように時は流れる。
例えば５年前のこの場所、僕じゃない誰かが。
例えば10年後、おそらく僕はここにいない。
小さな歴史を作りながら、僕らは笑い悲しみ苦しみ愛おしみ。
それは、どこにも記憶されないかもしれないけれど。
出会い、そして別れ、
また新たな出会いに時は流れてゆく。


ここに生まれたことに
ありがとう