ラベンダー色の君のコンタクトレンズ
20年前の手紙の下書きを見つけました------
コンタクトレンズや眼鏡がなかった時代、人はどうやって近視や老眼をカバーしたのでしょうね。
試しに自分の眼鏡を外してみると、世界はぼんやりとしておぼつかないものになります。
いつも見ている(見えている)世界は、眼鏡があってこそのもので、本当は不安定な世界が真実かもしれない、なんて思ってしまう。
でも、見えないぶんだけ感じることができるのかもしれない。
きょうは君の瞳をじっと覗きこみ、ラベンダー色のコンタクトレンズを見ることにしよう。
招き猫の後ろで…
本当のことを言うと
あんまり猫は好きじゃないんだ
猫の自由すぎるところに
僕は嫉妬しているのかもしれない
そんな猫が招く幸せは
きっと素敵に違いないんだけどね